フットゴルフの日本代表が7日、現地時間9日からモロッコ、マラケシュで開催される第3回フットゴルフワールドカップに出場するため羽田空港を飛び立ちました。
日本代表は、2016年1月にアルゼンチンで行われた前回大会で団体戦に出場できなかった他、個人戦でも振るわず悔しい思いをしました。しかし、9月に岐阜で開催されたフットゴルフインターナショナルオープンでは、今回も代表入りしている冨沢和未選手が2位タイと健闘。現在世界ランクトップのベン・クラーク選手(英)と互角に渡り合い、日本のフットゴルフが世界に着実に近づいていることを印象付けており、今大会でも日本代表の活躍が期待されます。
出場する日本代表は総勢22名。男子の部で14名、女子とシニアの部でそれぞれ2名、団体戦のメンバーとして男子3名、そして元サッカー代表枠として丸山桂里奈選手(女子の部でプレー)がモロッコに渡ります。男子メンバーの中には鹿島アントラーズや浦和レッズで活躍した阿部敏之選手の名前も。サッカーで世界一に輝いたなでしこメンバーと、名手と呼ばれた元Jリーガーが、新スポーツで世界の強豪とどんなプレーを見せるのかも興味深いところです。
日本代表の2度目のワールドカップ出場にあたっては、一般社団法人日本フットゴルフ協会のアンバサダーで「キャプテン翼」原作者の高橋陽一さんも「日本から代表選手たちがワールドカップに参戦することを非常に嬉しく思っています」とコメントしています。
続けて「協会関係者の皆さんの尽力により、この3年間で日本国内における競技人口の拡がりとトップレベルの引き上げは急速に進んでいます。先日行われたインターナショナルオープンでも日本人選手が上位に食い込むなど、目に見える結果が出てきているのは、とても嬉しく、頼もしい気持ちです。選手の皆さんには、素晴らしい結果を持ち帰ってくれることを期待するとともに、日本代表に恥じない振る舞いをしてきてもらえればと思います」とエールを送っていただきました。
大会は世界37カ国から合計約500名ほどが参加するビッグイベントとなります。アルゼンチン、アメリカ、フランス、イギリスなど強豪国が勢ぞろいする中で、日本がどのような成績を収めるのかご注目ください。