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日本フットゴルフが大きく進化、フットゴルフW杯閉幕


フットゴルフの第3回ワールドカップは、現地時間16日に最終日の競技を終え、総勢22名が参加した日本代表は男子の部で鈴木秀成選手が通算イーブンパーで20位タイ、女子の部では前田春香選手が通算27オーバーで単独16位、阿漕洋子選手が通算30オーバーで18位タイと3名がトップ20入りを果たしました。

前回大会の雪辱に燃える日本代表が大きな進歩を遂げました。中でも実力を示したのは滑り込みで日本代表入りを果たした鈴木選手。通算4オーバーでスタートした最終日に4アンダー66と会心のスコアをマーク。2016年1月のアルゼンチンで行われた前回W杯では冨沢和未選手の通算10オーバー80位タイが日本人最高位でしたが、鈴木選手は350名を越す選手が参加した中でこの記録を一気に更新しました。

今大会では、第2ラウンドで約半数が予選落ちし、第3ラウンドでは上位100選手のみが最終ラウンドに進むセカンドカットが実施されましたが、日本勢では鈴木選手、冨沢選手(73位タイ)、八谷紘希選手(86位タイ)の3名が最終ラウンドでプレー。さらにW杯初開催となった女子の部では、前田選手と阿漕選手がトップ20入りし、各国ともに競技レベルが急速に進化する中で、日本がフットゴルフ先進国の一つであることを示したと言えます。

また、日本代表は団体戦では1回戦となるベスト16でスロバキアに3勝4敗と一歩及ばず涙を飲みましたが、大会を通じた各国上位4名のスコアの合計で表す国別ランクでは10位。サッカー大国のブラジル、メキシコよりも上位につける健闘を見せたことは評価に値するでしょう。

大会は男子の部では、アルゼンチンのマティアス・ペローネ選手が通算16アンダーで優勝。単独2位には世界ランクトップのベン・クラーク選手(英)が通算14アンダーで入りました。またサッカー元アルゼンチン代表のロベルト・ファビアン・アジャラ選手が1打差で通算13アンダー3位。最終ラウンドの最終18番パー4では、50ヤード近くある距離をねじ込みイーグルで締め、会場を狂喜乱舞させるなどスーパースターらしい活躍を見せてくれました。女子の部では世界最強のソフィ・ブラウン選手(英)が優勝しました。

次回大会は2020年を予定しています。現在のところ日本、アメリカ、そしてイタリアが開催地として立候補する予定となっており、2年後の日本開催が決まればフットゴルフがさらに注目を浴びることになるでしょう。

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